教育研究所
№559「ぼくのわたしの将来の夢」
東京のA区立U小学校6年生(約140人)が,現時点で夢見ている,大人になったら「つきたい職業・したいこと」の一覧表を見せてもらった。
時代を反映して,子どもたちの将来の夢が多種多様であることが分かり,ある意味でホッとした。
医師・歯科医師・獣医,弁護士,バレリーナ・ダンサー,プロスポーツ選手・オリンピック選手,幼稚園や小学校の先生,保育士,金持ち,警察官・検察官,作家,料理人・シェフ・パテシィエ,アイドル・女優,サラリーマン(世界一普通のサラリーマン,係長などというユニークなものもあった)・公務員,動物のトレーナー・ペットショップ店員,人のためになる仕事,芸術家,芸能人・女優・歌手・声優,アナウンサー,美容師,科学者・考古学者など,昔も今も変わらぬものが多い。
珍しいもの・新しいものに,スタイリスト,4次元道具発明,ゲームクリエイター,内閣総理大臣,農業,家業を継ぐ,歴史に残る発明,再生可能の新エネルギー開発,ユーチューバ―,キャラクターデザイナー,ユニセフ親善大使など,結構幅広く世間を見ていることが窺える。
やりたい事として,日本一周の旅や世界一周旅行が多い。また,多くはないが,温泉旅行,有名人と結婚,英語や韓国語ペラペラ,宇宙旅行,芸能人と会う,スキューバダイビング,スカイダイビング,自分の設計した家に住む,自由気ままに暮らすなどがある。
今の子どもたちが,就職するときは,現在の大部分の仕事がなくなっているという。どのような職業生活を送っているだろうか。自分の学習と成長に合わせ,自分の興味・関心に合わせ,自分の可能性に合わせて,自分らしく,しかしながら貪欲に,逞しく生き抜いていってほしいと思う。(H・K)
(2016年4月12日)