教育研究所
№572「道徳科の評価」
道徳科になって,評価方法が話題になっている。文科省は,一貫して「①他の児童との比較による相対評価ではなく,児童生徒がいかに成長したかを積極的に受け止め,励ます,個人ない評価として行う。」「②他の児童生徒と比較して優劣を決めるような評価はなじまない。」「③個々の内容項目ごとではなく,大きなまとまりを踏まえて評価する。」「発達障害などの児童生徒について配慮すべき観点を学校や教員間で共有する。」を示している。
でも,これではあまりにも原則的で,その通りであるが「実際にはどうするということか?」について,今ひとつピンとこない。そこで,「小学校(中学校)学習指導要領解説道徳」(平成27年8月文部科学省)の評価に関する部分と合わせ読み込んで,チーム学校として,「道徳科の評価をどのように進めるか」について,共通理解し,共有化していくことが求められる。(H・K)
(2016年5月25日)