教育研究所
№581「評価の観点について」
各教科との評価の観点が,そろそろ気になってきた。中教審の論点整理を基にして予想すると,「個別の知識や技能(何を知っているか何ができるか)」,「思考力・判断力・表現力等(知っている事・できることをどう使うか)」,「学びに向かう力,人間性等(どのように社会・世界と関わりよりよい人生を送るか)」に基づいて,設定されるようである。(個人的な想像で,確たる根拠はないので,あくまでも「話」として読み捨ててほしい)
生活科は,「身近な環境や自分についての気づき及び生活上必要な習慣や技能or気づき・習慣・技能,or身近な環境や自分についての気づき・習慣・技能」「身近な環境や自分についての思考・判断・表現or思考・判断・表現」,「主体的に取り組む態度or生活への関心・意欲・態度」等はいかがだろうか?
総合的な学習の時間では,「よりよく問題を解決する資質・能力orよりよく問題を解決する能力」「学び方やものの考え方」「主体的・創造的・協働的に取り組む態度」「自己の生き方」,または「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的にに学習に取り組む態度」に設定するか,またはこれらを踏まえて各学校で評価の観点を設定したらどうだろうか。
しかし,総合的な学習の時間の「目標」「内容」「方法」「評価」が,各学校で実施状況が異なることに鑑み,各教科のように評価の観点を統一すると言う考えもできる。
その他の教科についても,関心を持ちつつ「こうなるのだろうか」「こうなってほしい」と,思考(試考)することが必要に思う。(H・K)
(2016年7月12日)