教育研究所
№586「争わない『生き方』」
都知事選が終わりました。公的に認められた「争い?」です。一旦結果が出たらノーサイドにして,「これから,都民のために何をどうなすべきかを具体化し,確実に実行する」と言うことに,立場を超えて,都政を進めるようお願いしたい気持ちで一杯です。「試合中(選挙中)のあれこれ」を持ち出して大人げない「争い」をしないでいただきたいです。
ところで,精神科医の和田秀樹の著書に「争わない生き方―自分は自分人は人」という本を読みました。争いは「争いの好きな人」に任せておきましょう。コツコツやる人が結局はうまくいっているそうです。なるほどそうかもしれません。
でも,「争うことが嫌いな人」は静かな勝ち方を知っているものですと言うくだりには,納得できませんでした。私的には,いい仕事をしようとか,いい作品に仕上げようという気持ちはありますが,他の人と比べてどうのこうのと言う気が全くないからです。
したがって,勝ち組になる(負け組にならない)ためには,「自分は自分,人は人で人生が楽になる」「気さくさを身に付けよう」「代役・代理でも力を発揮できる人が争いの嫌いな人」「率先して後片付けをする人は勝ち組になる」「読書の世界が争いを忘れさせる」「相手のコツを盗むことが大切」「じっくり話し合う姿勢を貫こう」そして「人の数だけ色々な勝ち方がある(私的には自分が満足できればそれでいいと思っている)」と,ヒントがたくさん紹介されています。(K・H)
(2016年8月5日)