教育研究所
№609「次期学習指導要領を幼・小・中・高校の一貫性で理解しよう!」
小学校の教師は小学校と中学校,中学校の教師は中学校と高等学校,高等学校の教師は大学や専門学校また就職に,関心が集中しがちである。小学校の教師は幼稚園と中学校に,中学校の教師は小学校と高等学校に,高等学校の教師は中学校と大学・就職等に,「どこからきて」「ここで何をして」「どこに行くか」という,過去・現在・近未来という発想で子供の教育について考えてもらいたいものである。
「月刊高校教育」学事出版2016年11月号は,「次期学習指導要領の具体的な姿」という特集を組んでいる。当然,高校の視点から論じているが,小学校や中学校の教師にとって,「こういうことだったのか!」と,学ぶことが多々ある。
私は小学校教員であるが,巻頭インタビュー・市川伸一「次期学習指導要領のポイントは何か」,武藤隆「新しい教育課程の目指すところ」,中島博司「次期学習指導要領に備える―アクティブ・ラーニングを学力向上につなげる―」,服部保孝「管理職のためのアクティブ・ラーニング入門」など,頭を整理するのに役立った。 (K・H)
(2016年11月28日)