教育研究所
№619「老いて益々...勉強」
炬燵に入りながら年賀状をゆっくり1枚1枚読むのは実に楽しいものである。「今年こそはぜひ会って,一杯やりたいね!」は,もう本気にしなくなった。
ところで,還暦を過ぎた友人から「退職後,○○大学で研究し,論文審査に合格し,教育学博士になった」「戦前の算数緑表紙の研究をしている。夏の日数教の大会で発表するつもりだ」などという添え書きには,心の底から頭が下がる。
私にだって,「主体的に学習(研究)に向かう態度」は,決して衰えてはいないつもりだが,これからの変化の激しい社会や世界を支える原動力になる「孫育て」を優先して,老妻と共に頑張っている。身体も脳もご主人様にいうことを聞かなくなっている昨今,分相応の役割であるかもしれないと自己認識はしているつもりである。
でも,中教審答申(平成28年12月21日)や新学習指導要領(平成29年3月告示予定)くらいは読み込んで,2020年を東京オリンピック・パラリンピックに独占されないようにしたいと思っている。 (K・H)
(2017年2月6日)