教育研究所
№625「花粉症」
フキノトウが美味しい季節になった。天婦羅に揚げても,みじん切りにして昆布にまぶし酢味噌にしても,ほんのりとした香りと爽やかな苦みが何とも言えない。
おっと,食欲が優先してしまった。フキノトウの近くに,2月の下旬ころから毎年ホトケノザが,薄紫(濃い目のもあるが)の「仏の座の上に唇方花」がたくさんつく。仕事から帰宅して,ふと目にすると,なぜか癒されるから不思議である。
おっと,またまた横道にそれてしまった。90に近づくにつれ,こうなるからややこしくなるのだ。ホトケノザの花がきれいに咲きだすと,花粉症の時期を迎えることになる。私は,ご幼少の頃(ガキの頃),杉の木に囲まれて育ったので全身に杉の花粉を浴びても何ともないが,知人のN氏は,目を真っ赤にはらし鼻をグスグスさせて,まるで失恋したときの様で気の毒である。N氏には初恋の季節であるが,私には何の関係もない季節である。花粉に限って言えば...。(K・H)
(2017年2月21日)