教育研究所
№629「本気で,子供を大事にしよう」
ある保育園で,2~3歳の幼児にスプーン2杯のおかずとほんのひとつまみの御飯を昼食と与えていたそうだ。言葉がうまく話せないため,帰宅しても昼ごはんが少なくお腹がすいていると伝えられなく,発覚するのが遅れたらしい。何という非人間的な扱いをしたものか。可愛そうで涙が出てきた。人為的であるだけに,憤りを禁じえない。
世界には,紛争や内戦で,生まれ故郷を追われ難民となって,食事もままならず痩せ細っている子どもがいる。乏しい年金の中からユニセフや毎日新聞に僅かの募金(日本全体ではそれなりの額になるのかな?)をしているが,多分,ある保育園程度の助けにしかなっていないかもしれない。
両者は,似て非なる現象である。どうか「本気で,子供を大事にしよう!」と,言いたい。そのためには,どのような行動を取ったらよいか真剣に考え,実行したい。
このことを,夕食時に勉強嫌いの孫たちに話したら,その時だけは好き嫌いを言わずしっかり夕食を食べてくれた。(K・H)
(2017年3月30日)