教育研究所
№634「過剰では?・・・」
文化財になぞの液体が...,自転車や乗用車ゴミ箱などが焼ける不審火...,子供の裸体写真を拡散...などの報道が毎日のようにある。このような犯罪をする人が潜在的に多いのか,考えの浅い人を刺激し模倣犯を誘発するのか,報道の後に次々と同様の犯罪が起きる傾向があるように思えてならない。
また,犯罪の手口の詳細,防犯カメラの盲点をついている犯人のしたたかさ(工夫しているという表現をしていたことがあるがとんでもない,悪知恵の極みである)までも報じている。中には,しつこく家族にインタビューしていることもある。そっとしておいてあげたらいいのにと思うのは私だけだろうか。
オレオレ詐欺(今はそういう言い方はしない,すみません!)だって,手口を報道して「気を付けましょう」ではなく,現金,カード,物を要求されたら,払戻金があると言われたら,ともかく相手が子供であろうが,孫であろうが,役所からであろうが,「最寄りの警察へ連絡すること」を啓発した方がいい。と,単純に思うこの頃である。(K・H)
(2017年4月14日)