教育研究所
№638「深い学びー1」
新学習指導要領が告示されてから,ALが姿を隠して「主体的・対話的で深い学び」になって,現場を悩ましている。「主体的な学び」&「対話的な学び」&「深い学び」と「主体的・対話的で深い学び」の4通りが,飛び交っている。特に「深い学び」の意味が具体的にわからない。(お前だけだ!と言わないで,誰か教えてください。)
小学校算数通信2017年春号「coMpass」で,「深い学び」って何?を 特集している。そこでは,「深い学び」を「解決過程を振り返り得られた結果の意味を考察して,新しい概念を形成したり,よりよい方法を見出したりするなど,新たな知識・技能を身に付け,それらを統合する」と解説している。
これでは,まだよく分からない。そこで,3年のかけ算の計算の学習を例に具体的に解説していて,こういうことかと,納得させてくれる。
また,ペアによる対話を導入した実践報告,数学的な見方・考え方を働かせた実践報告により「深い学び」を一層具体的に解き明かそうとしている。(K・H)
(2017年4月25日)