教育研究所
№646「子供を引きつける仕掛け」
授業づくりで苦労するのは,「どのようにしたら子供を引きつけられるか?」「どのような課題にしたら追究意欲(解決意欲)を掻き立てられるか?」ということである。
クイズの場面を入れたり,教師の体験風にしたり,学級の子供たちを登場させたり,担任が変装して登場したり,食べ物を扱ったり等々,いろいろ工夫するが,子供たちはほんの数秒関心を示すが,一向に乗ってないということが少なくない。
そんな時,村松真宏著「仕掛け学―人を動かすアイディアのつくり方」という本を友人に勧められて読んだ。
序章「ついしたくなるには仕掛けがある(これがという簡単な仕掛けが効果を表している事例の紹介など)」,第1章「仕掛けの基本(成功する仕掛け,失敗する仕掛けの基本的考え方など)」,第2章「仕掛けの仕組み(仕掛けの基本原理と仕掛けのパターンなど)」,第3章「仕掛けの発想法(仕掛けを見つけ出す方法など)」と,「なるほど!!」と思わずうなるものがたくさんあった。
早速,試してみたら,なるほどうまくいったモノがあった。これから自分でも「仕掛け」を見つけ,仲間に吹聴して「追試」をそれとなくしてもらうつもりである。(K・H)
(2017年5月30日)