教育研究所
№658「廃品回収への協力の勧め」
孫が,週1回発行の子供新聞を購読している。それを読んだ孫の話によると,2020オリンピック・パラリンピックでは,金銀銅のメダルに2000キログラムが必要だそうである。
これら貴金属は,パソコン,デジタルカメラ,スマホ,ゲーム機などから回収できるのだという。
今のところ,これらの回収は,日本では余り行われておらず,外国に送られ(輸出され)ている。貴金属の回収は良いとしても,有害薬品による処理が二次公害を起こしている例もあるそうだ。孫は,どうすれば協力できるのか調べて,「メダル1個分くらいは何とか・・・」とその気になっている(1個分は無理かもしれないよ!)。
そこで,関係者にお願いしたい。設備や運営のお金のことばかりケチった話題にしていないで,応分な負担をして気持ちよく2020を迎えてほしい。むしろ,このような環境(日本,世界,宇宙)に優しい事に目を向け,未来を支える子供の心に響くオリンピック・パラリンピックにしてほしい。故郷の知事が,口を尖らして,1円たりとも出さないというのを聞くと,応分の負担(少しだけ)をしたらいいのにと,肩身の狭い思いになるのは,私だけだろうか。(K・H)
(2017年6月15日)