教育研究所
№661「梅干しの季節」
誰が詠んだか忘れてしまったが,「青梅のみな覚めている雨の中」,梅雨の頃,梅が青葉の中に青い実を心持ち隠している,目の覚めるような鮮烈な緑である,と言う意味のようである。(これからネットで,詳しく調べてみます)
愛猫の部屋から庭の梅の木2本を眺めると,この句のように鮮烈な緑の葉でもないし実でもない。ごくごく普通の茶色の斑点のある縮れたようなのもある葉と,なんともはっきりしない淡い梅の実が,でもたわわについている。我が家のこの梅も,芸術家の感性では,鯉青梅になるのだろうか?
ところが,我が家の関心は,6月のいつごろに収穫したら美味しい梅干しが漬けられるかである。今年は,梅の木2本で,10㎏くらいは収穫できそうだ。こちとらは,風流より食い気である。あ~あの酸っぱい美味しさ思い浮かんで...口の中が...。(K・H)
(2017年6月20日)