教育研究所
№666「保護者との信頼関係」
学校と保護者,具体的には学級担任の保護者との関係がうまくいっていない事例は決して少なくない。保護者との関係に悩んでいる校長や教員は実に多いのである。
このような事柄に着目して,千葉県こどもと親のサポートセンターが,この程,若い教員に保護者との信頼関係を作る手引書「若い先生のための保護者との信頼関係づくりハンドブック」を作成した。これは,2015年の「若い先生のための学級づくりハンドブック」の続編で,若い教員と保護者との信頼関係作りについて,2年間にわたり調査研究をしてまとめたものである。
具体的な10のアプローチ「1:初期対応」「2:傾聴」「3:リソース(資源,特に個人的な興味・関心,個人の周囲にある個人を支えている事柄)」「4:コミュニケーションの取り方」「5:保護者理解(困った保護者ではなく,困っている保護者の困っていることに目を向ける)」「6:学校心理学」「7:外部との連携」「8:日常の連携」「9:いじめ対応」「10:不登校対応」など,若い教員がすぐに活用し,保護者との信頼関係づくりに役立てることができる内容である。(YAYU)
(2017年6月27日)