教育研究所
№669「いじめは対応は,なぜ後手後手になるのか?」
子供からのサインに気付かない,子供や保護者からの直接の訴え(相談)に本気で向き合わない。こんな状態がいつまで続くのだろうか?そのくせ,マスコミに知れるところとなり反響が多くなる(大騒ぎになる)と,「生徒と保護者にご心配(とんでもない,酷いことをしたのに!)をおかけし申しわけなく思っています(思っているのではなく,申し訳ありませんでしたと謝罪してほしい)。再発防止に努めたいと考えます(多くの場合,尽くしますとは言わない)」と,深々と頭を下げることになる。でも,こと遅し,子供は日常生活を奪われ,保護者のもとに帰って来ないのである。いじめが要因で自殺した生徒の父親が,涙ながらに語った次の言葉が,胸に強く刺さっている。
「いじめに,本気で具体的に対応する,子供たちにいじめをすることの不当性を真剣に指導する,子供たちと保護者に『いじめが,友達を,死に至らせることがある』ということを知らしめること,...そういうことを学校関係者に強く求めます」。(YAYU)
(2017年6月30日)