教育研究所
№671「自転車の事故」
・ 朝の通勤時,いつもの道を駅に向かって速足で歩いていた。「ガチャ~ン,ドタドタ...」とかなりの音がした。日傘を差した女性と歩きスマホの女性が,小さな交差点でまともにぶつかったのである。持ち物が散乱したが,大したことはなく,互いに謝って,直角方向に分かれて行った。典型的な自転車事故だった。
この話を,夕食時にしようとしたら,老妻が左腕と左膝に大げさに包帯を巻いている。聞くと,車道からコンビニの駐輪場に行く際に,縁石にタイヤを取られ転んだということである。大したことがなかったからよかったものの「しっかりしろ~~」である。話を聞いていた孫が,「そういう時は,直角になるようにするといいんだよ!」と諭していた。
孫の話は続く。「○○先生(担任)が,いいことを教えてくれたよ」,「信号が青になってもすぐに渡ってはいけないんだよ」,「私は信号を守っていましたと言っても,無視した自動車にひかれることがあるからね」,「自分は正しいとしても,怪我をしたら損だし,死んだらおしまいだよ」,「ばーば,わかった!?」。「ハイ,ハイ」。「ハイは,一度でいいの」。(K・H)
(2017年7月4日)