教育研究所
№682「背中の大きなバッタ」
見知らぬ人から声を掛けられることが結構ある。
先日は,スーパーで孫のお土産にアイスクリームを買っていたところ,見知らぬおばあちゃんに「あんた!これ,美味しいから買いなよ!」と強引に勧められ,「そうですか」と魚肉ソーセージを買ってしまった。孫たちは,アイスクリームは美味しそうに食べたものの魚肉ソーセージには興味を示さなかった。老妻曰く「久しぶりに女の人から声をかけられたからって,無駄をしたものね...」と嫌味を言われてしまった。
今日は,H駅で,後ろから来た大柄の男性から「旦那!」と声を掛けられた。「何か失礼をしたかな?」と半信半疑で,「何か?」と恐る恐る返事をすると,「旦那の背中に大きなバッタが止まっているよ。とってあげようか」と言うことだった。「お願いします」,「ほら,こんなに大きなバッタがとまっていたよ!」と,見せてくれた。「ありがとうございます」とお礼を言うと,大柄の男性は5㎝ほどのバッタを持ってさっさと行ってしまった。孫の土産にでもするつもりなのか。それにしても「何処でバッタが...」,何とも不思議なことだった。(K・H)
(2017年7月24日)