教育研究所
№681「久しぶりに,友人から」
風呂に入っていたら,勉強嫌いの孫が「電話!」だと受話器を持ってきた。「もし,もし,電話代りました。○○です」「もし,もし,○○さん? Tです。久しぶりです。今日は誕生日だったよね。おめでとうございます」ということで,びっくりした。
昭和46年(1971年)頃同じ学校に勤務したことがあって,それ以来公私にわたって親しくしている。専門(自分で思っているだけで,世間では通用しない)は違うし,同学年を組んだことは1年間しかないが,なぜか馬が合って,あれこれ情報交換し,飲んだり,喋ったり,たまに教育に関する話をしたりしていた。私のようなものには,校内研究の講師に招いてくれる学校はないが,彼は,自分の学校の講師に呼んでくれて,その機会を与えてくれた。その心遣いに感謝したものである。
定年退職し,次第に疎遠になり,年賀状と暑中見舞い,加えて1~2回の手紙くらいの付き合いになってしまった。そんな中での突然の電話に,風呂の湯の熱さに加えてほっこりした電話にサウナ状態になってしまった。
今度,天候が安定したら□□駅あたりで会って,お喋りをしようということで,電話を置いた。再会が楽しみである。孫「固定電話(私だけがスマホを使っていない。持ってはいるが常にOFF)をかけてくる人もいるんだね。「ところで,ジージは,友達の誕生日覚えているの?」,「う~ん...」。 (K・H)
(2017年7月21日)