教育研究所
№704「ちょっと工夫したドリル」
算数のドリルと言えば,昔から10題又は20題の繰り返し計算ドリルと相場が決まっています。何周走ったらよいか知らされず,ひたすらトラックを回っているマラソンの練習みたいなもので,子供は辟易としています。今はやりの「数学的見方・考え方」の育成には程遠く,忍耐力を要請する我慢比べみたいなものです。
ところが,「教育出版算数3ステップドリル」あるいは「算数3ステップドリル」で検索すると,一工夫した算数ドリルが無料でダウンロードできます。全学年,全単元が網羅されています。
どんなものかは,言葉では説明しにくいので,ちょっと時間のある時に「冷やかし」で,検索してみて下さい。
東京都(私の行動範囲が狭いものですから道府県にもたくさんあるかも知れません)のいくつかの学校で活用しているようですが,知識・技能の定着に加えて,文章題の解決力が定着したと校長先生からうかがったことがあります。
文部科学省全国学力・学習状況調査の結果が公表され,質の高い学力の定着・維持・向上が求められています。「計算力」を超えた学力の育成を考えるヒントにしてください。(H&M)
(2017年9月11日)