教育研究所
№709「恋人どうしみたい!」
手をつなぎ,男性が相手(女性)を座席まで案内している場面に出会った。足元のおぼつかない奥さんを,旦那さんがゆっくりゆっくり丁寧に気遣っている誠に微笑ましい光景であった。
ほんの冗談心で,「恋人みたいですね!」と声を掛けたら,「冗談じゃない!れきっとした夫婦だ!」と言われてしまった。
「余りに仲良しに見えたものですから...」とでもいえばよかったのだが,あまりの剣幕に言いそびれてしまった。
家に帰り,夕食時にこの話をしたら,孫に「余計なことを言うんじゃないよ。禍は口からって,先生が言っていたよ」と諭されてしまった。「はい,わかりました」,老いては孫に従えでございました。(K・H)
(2017年9月19日)