教育研究所
№713「100m日本新記録」
2017年9月9日,東洋大学4年の桐生祥秀が,10秒を初めて切る100m9.98の日本新記録をマークした。これまでは,1998年12月13日に出した伊東浩司の10.00であった。実に19年ぶりに記録を塗り替えた快挙である。これを刺激に他の選手も追随して,10秒を大きく切る記録を出してもらいたいものである。(と書いた矢先に2017年9月24日,山縣亮太が全日本実業団対抗陸上選手権で10.00の記録を出した。これからこの二人に注目したい。)
世界記録は,2009年8月16日にウサイン・ボルトの出した驚異的な9.58である。いろいろな条件があると思うが,2020年東京五輪では,世界と日本の記録の壁を少しでも薄くしてもらいたいものである。「日本選手,がんばれ!」「自分の記録をまず塗り替えろ!」。
ちょっと遊んでみた。伊藤選手は1秒当り10m,桐生選手は1秒当り10.02m,ウサイン・ボルト選手は1秒間当り10.43m進むことになる。3人が一緒に走ったとすると,ウサイン・ボルト選手がゴールした時,桐生選手はその約0.4秒後(約4.12m手前にいる),伊藤選手は0.42秒後(約4.38m手前にいる)にゴールすることになる。
こんな難しいことより,「当事者である日本の関係者が友好的に前向きに係って,2020年を安心して迎えることができようにして頂きたい」,それが「五輪・パラリンピックを目指して頑張っている選手たちの願い」であり「国民の願い」ですよ。(YAYU)
(2017年9月26日)