教育研究所
№719「忙しい先生!」
教師の超過勤務が話題になっています。国際調査でも,我が国の調査でも,日本の教師は勤務状況は「過労死になる」にひどく,「子供と向き合う時間(授業とその準備)」が疎かになりそうなくらいだそうです。学校・教師の努力では限界がありそうで,国や都道府県や教育委員会の対策とその実行が望まれている。
教師の多忙化を考えるために,手元にあるいくつかの資料を紹介する。多くの関係者,教育関係者の目に留まり,「教師の多忙化の軽減(解消)」を考える手がかりになれば幸いである。
1:OECD調査「我が国の教員(前期中等教育段階)の現状と課題―国際教員指導環境調査(TALIS)の結果概要―」平成26年6月25日公表。
2:全国公立小中学校事務職員研究会「平成26年度文部科学省委託事業・学校と教職員の業務実態の把握に関する調査研究(報告書)」平成27年3月
3:全国都道府県教育長協議会第4部会「平成28年度研究報告№4 教員の多忙化解消について」平成29年3月
4:愛知県教育委員会「教員の多忙化解消プラン」平成29年3月
5:山梨県教育委員会「教員の多忙化改善に向けた取組方針」平成29年3月
6:文部科学省初等中等教育局「教員勤務実態調査(平成28年度)の集計(速報値)について」平成29年4月28日
7:「月刊高校教育2017年10月号・教員の「働き方改革」を目指して」(教員の勤務状況改善のための課題と展望,教師の働き方と教職観,そのほか)学事出版
8:「月刊教職研修2017年10月号<提言>教員の「働き方改革」―中教審諮問を踏まえて」(中教審の論点と見通し,資料,提言,緊急アンケート,国・教育委員会・学校に必要なこと,など)教育開発研究所
(H&M)
(2017年10月6日)