教育研究所
№722「主権者教育」
平成28年(2016年)6月,公職選挙の選挙権が満18歳まで引き下げられたことがきっかけとなって,主権者教育の充実が求められている。小学校社会科の6年の政治の学習から始まり中学校,高等学校と発達段階に即してこれまでも行われていたが,「主権者教育」と改めて問われると,「具体的には?」と,戸惑ってしまう。
友人のC.Tから「随分前に,東京都教育員会からこういう資料が出ているよ!」と,東京都教育委員会「民主主義って何だろう?Democracy―民主主義の正当性とは何か―」&東京都教育委員会・東京都選挙管理委員会「投票するまでの流れを見てみよう!投票日前,投票日当日,期日前投票(表面)。選挙期間中,やってはいけないこと,主な禁止事項(裏面)」を紹介された。
読んでみて,「現在,多くの国で民主主義が採用されているのはなぜでしょう?」「絶対王政から市民革命へ」「社会契約説と市民革命―ホッブス,ロック,ルソーの思想―」「君臨すれども統治せず」「人民の,人民のよる,人民のための政治とリンカーン」「民主主義国家の政治体制について」と,生徒に指導する前に,大人としての教師に必要なあれこれが簡潔に説明されていて,「なるほど!」と,納得することが多かった。
問い合わせ>☎03-5320-6845 FAX03-5388-1733
メール S9000023@section.metoro.tokyo.jp (YAYU)
(2017年10月18日)