教育研究所
№754「忘れもの2」
マンチェスター大学教授のジェームズ・リーズン博士(心理学者,組織事故防止研究者)は,忘れものを,記憶力が原因の「ボケ型」と注意力が原因の「ドジ型」に分類しているそうだ。前者は私のように高齢者に,後者は孫のようにうっかりしたものに多いのだそうだ。納得! ところで,リーズン博士は,次のようにも分類している。
スリップ型(Action slip動作の間違い):計画は良かったが,実行が間違いという場合である。大事なものをカバンに入れたが,出かけるときに別のカバンを持って出かけたという場合である。出かける前に,確認する習慣をつけると忘れ物が減るそうだ。
ラプス型(mistake lapse記憶の間違い):実行の途中で計画を忘れてしまう。何かをしようとしていたが,宅急便を取りに出て,するのを忘れてしまった。メモをしておき確認すると忘れることが少なくなる。
ミスティク型(mistake間違い):正しく実行したが,計画がよくなかった場合の忘れ物。宿題をしたノートをカバンに入れたのは良かったが,違うノートが入っていた。再確認するしかないようだ。
え~と,ここで何を書こうとしていたのか,すっかり忘れてしまった。ごめんなさい。(H・K)
(2017年12月15日)