教育研究所
№760「お好み焼き」
東京の地下鉄月島駅近くにお好み焼き屋の通りがある。以前,近くのT小学校で算数の自主研(現在は港区のA小学校)を行っていた頃,帰りに寄って,お好み焼きを肴に生ビールのジョッキを傾けたものである。
最近,お好み焼きを焼いてくれるロボットが,実用化されたということを知った。「そんなバカな? 味や形は大丈夫か?」と,信じられなかった。
ところが,実際に焼いているところを映像で見て,その手際の良さと正確さに驚いた。味付けや好みにもある程度対応してもらえるらしい。
全てにアナログ人間(私という意味)にとっては,おばさん(ごめんなさい,店員さんでした)が,あれこれ説明しながら焼いてくれる方が,いいように思うがいかがなものか。でも,今時の若者には,ロボットにお好み焼きを作ってもらう前で,気兼ねなくスマホに集中できるからこの方がいいのかもしれない。
そして,職員不足に悩む介護施設の一部(試験的かどうか詳しくは知らないが)では,介護ロボットが活躍しているらしいという話も聞く。老人の顔を見ながらあれこれ観察し,会話をしながら介護する「人間味」は,どのように配慮されるのだろうか?と,余計なことを心配してしまう。自分がそろそろその対象者になる可能性があるだけに・・・。(H・K)
(2017年12月25日)