教育研究所
№772「黙り込んで10分」
A市立B小学校の1学期の個人面談で実際にあった話です。なぜかこの日は,思うように面談が進まず,少しずつずれこんで,Cさんのお母さんの番になった時は15分も遅れてしまいました。
担任のD先生「すみません。お待たせして」と,お母さんにCさんの日頃の学校の様子(いいことをはじめにたくさん話し,一つだけ,もっと良くなるためにと注文も話しました)をお知らせしました。
ところが,むっとした表情のCさんのお母さんは,うんともすんとも言わず10分間黙り込んでいたそうです。担任のD先生は,お母さんと何とか会話をしようとしましたが,どうにもなりませんでした。結局,Cさんのお母さんは,むっとした表情のまま席を立ち,お帰りになったそうです。
さて,Cさんのお母さんの行動(個人面談が遅れたことに対する抗議)をどう評価すべきでしょうか?
私のあくまでも個人的な見解としては,このお母さんのとった態度は「×」と評価します。可愛いわが子のCさんのために個人面談に来ているのですから,「無言の抵抗」をするのではなく,表情は怒り顔でもいいですから担任のD先生と会話をして,まずは「母親としての役目」を果たすべきでした。
そのあと,個人面談が終わった段階で,お母さんとしての怒りを「馬鹿野郎!パートの時間に遅れちゃうじゃないか!!」と,D先生を怒鳴りつけて,うっぷんを晴らしたらよかったのです・・・!?(H&M)
(2018年1月18日)