教育研究所
№773「最近の校内研の協議会模様」
今年度も数校の校内研究(授業改善を目指した研究授業)にかかわってきた。最近,授業観察の後で行う協議会が徐々に変化(進歩)していることに気づき,喜んでいる。そして,教師の授業力が確実に向上している。
<その1>授業観察の視点が2~3点示され,青のカード「効果的・よかった」,赤のカード「改善を要する・改めるべき」,黄のカード「質問,その他」にメモしている。
<その2>したがって,職員室で日常会話で済ませればいいような,単なる感想やねぎらいはなくなった。
<その3>観察した児童の学習状況や反応,それに対する指導者の支援の手立てを根拠として,「良い点や工夫したことの確認」,「改善意見」,「その他」について,全員で,講師のコメントがしにくいほど喧々諤々と協議している。
<その4>後日,記録係(交代制)と研究主任が,研究協議のまとめをA4にまとめ,全員に配布し,研究の継続的推進,協議内容の日常化に貢献している。
<その5>お願い:研究協議会の終わりに,司会の音頭で「では,講師の先生と授業者に拍手をしましょう」と,感謝を強要する「儀式」はやめていただきたい。本当に,「役立った!」と感じた人だけが自然発生的に,拍手をすればいいことである。(H・K)
(2018年1月19日)