教育研究所
№777「苦労は見えない」
孫の4人が,ある作品コンクールに結構連続して応募している。将来の希望が小説家,イラストレーター,未定,プロサッカー選手なんて言っている子供たちだが,爺バカの目から最大限贔屓目に見ても大した出来栄えではないので,今だかつて注目(評価)されたことはない。
入選した作品は,絵や写真の構成も,その説明も,これが子供の作品かと,将棋の藤井聡太四段や卓球の張本智和選手などにも引けを取らない目を見張るものがある。さすがの出来栄えである。
夕食時にあんなこんなの感想を話し合っていた時,最近生意気になってきたY「俺の作品をよく見てほしいよ。花を取らないで,写真で撮って植物を大事にしているよ。4枚の写真の組み合わせだけど,この4枚を撮るために,何回も出かけ,6か所で観察し,200枚以上写したんだよ」と,兄「そう言ったって無理だよ。作品の審査は,努力じゃなくて,作品の見た目だからさ」,Y「まあ~ね!でもこの絵ハガキで大好きな友達に年賀状を書くよ」だって。 (K・H)
(2018年1月30日)