教育研究所
№812「......改革」
教育家庭新聞(2018年2月5日付)によると,佐賀県多久市では,「児童生徒の学び方と教職員の働き方改革プロジェクト(多久市(横尾俊彦市長)&ソフトバンク・エデュケーションICT推進室(古泉学室長)&日本MSパブリックセクター事業本部(佐藤知成部長)の協働による推進)」を開始したと報じている。
田原優子佐久市教育長は,「学校のシステム全体をフルクラウド化し,予算削減,運用を合理化した」,それによって「新ソリューション(業務上の課題や問題解決)やICT支援員などの増員ができた」,さらに「児童生徒用端末や教員用端末,電子黒板の整備・更新・活用法改善などにより協働学習を実施する」などについて,少なくとも8割を実現すると,抱負を語っている。
「教職員の働き方改革」が話題になっているが,「児童生徒の学び方の改革(質の高い学びの充実)」を前提にしたものとして取り組んでいることは,素晴らしい「教育的な取組」で,「目から鱗」の思いである。
多久市の発想と取組から多くを学びたいものである。(H&M)
(2018年3月27日)