教育研究所
№813「駅のホームのハクセキレイ」
日曜日の早朝,平日と同じ時間帯にホームで電車を待っていた。「あら!可愛い!」とかなり高齢の女性の声に,そちらを見ると,ハクセキレイがまばらな人の間をチョイチョイと歩きながら乗客がこぼしたに違いないパンくずらしきものをついばんでいた。
平日ならば,先を急ぐ乗客が入り乱れているホームであるが,平日の今日は閑散としていて,ハクセキレイものんびりとホームで餌探しができるというものである。
それにしても,スズメくらいの大きさで,もう少しスリムで,尾がピンと45度前後に張っている姿は,なかなかのものである。
次の電車が到着するまでの本の数分間であったが,ハクセキレイの可愛い姿と仕草に心が現れたような心持になった。
「よし,今日も(普通に)がんばるぞ!」と,電車に乗り込んだ。(YAYU)
(2018年3月28日)