教育研究所
№821「白鼻芯の穴掘り」
秋の収穫を期待して,梅,柿,蜜柑などの木々の根元に穴を掘り,生ごみで作った自家製の堆肥を埋めた。
ところが,しばらくすると何者かが掘り返していたずらした跡がある。観察すると,どうやらハクビシン(白鼻芯:ジャコウネコ科,木登り,綱渡り,ジャンプが得意な3㎏前後の小動物)のようである。
穴を掘られないように植木鉢を置いたり,カーペットを敷いたりしたが,一向に効果がない。生ごみで作った堆肥の大部分は,食べつくされてしまった。
ハクビシンも,今の時期に生ごみなどの餌を見つけるのは大変なのだろうと,思いつつ撃退法を調べてみた。素人目には,食用の酢を撒いたらどうかとと思ったが,念のためパソコンで検索してみた。
すると,弱電流を通した策で庭を囲む(工事に費用が掛かり副次的な事故の可能性がある),罠で捕獲する(許可なく捕獲することは禁止されている),役所に相談する(家屋に侵入して困るなら専門業者に相談したらとの助言),忌避剤を撒く(これが一番いいか?)と,様々な方策が分かった。
でも,少しくらい果実の収穫が少なくなっても,ハクビシンの餌が豊かになるまで大目に見ることにした。ただし,不法侵入(?)を防ぐため,あちこちの可能性のあるところを網で塞ぎ,戸締りを厳重にすることにした。(YAYU)
(2018年4月9日)