富士山を見上げる町に住んでいる超勉強嫌いの孫娘が，高校を受験した。「運よく」合格するかと，心配で老夫婦は眠れない何日かを過ごした。

試験の日に「どうだった？」と電話したら，「今日は試験の日，発表は〇日だよ！」ということだった。

　〇日は朝からソワソワしていた。電話のコールが鳴ると，急いで受話器を取るが普通の電話である。これが何回も続いた。

　午前11時過ぎ，今度は孫娘のＲからの電話があった。

　「どうした？」「何が？」「合格したの？」「当然よ！！」で，一安心した。娘に電話を替わると，Ｒは心配で昨晩は一晩中眠れなかったようだ。

　まあ，楽しい高校生活を送りながら，少し勉強して，将来の生き方も考えてほしいものである。（Ｈ・Ｋ）

（2018年4月10日）