教育研究所
№841「学校の説明責任」
ある新聞の「読者欄」に,道徳についての声が紹介されていた。要約すると「(新学習指導要領の改訂で)道徳科ができ,その授業時間が増える。そのため,運動会や音楽会の練習,縦割り活動の時間を減らす。こうした時間を減らしてまで,なぜ道徳を授業で学ばなければならないのか。やりきれない。」ということである。
従来の「道徳の時間」を「特別な教科道徳(道徳科)」として,道徳に関する指導を充実することになったが,授業時数は変わらず1週間に1単位時間(45)である。学校は,新学習指導要領になってどのような事柄が改訂になったかを保護者に説明することは大切なことであるが,その際,「正しい説明」をすることが肝要である。(K&M)
(2018年5月17日)