教育研究所
№842「あてはめ問題の勧め」
算数科の話である。授業では,「問題を出す」「自力解決(見通しを立て,解決し,表現する)をする」「考え方や答えについて学び合う(ペアやグループで話し合い=Dialog,次に全体で学び合う=Disuccasion)」「学習のまとめをする」と,ここでたいていは45分のチャイムが鳴って,「ハイおしまい!」となる。
でも,一工夫欲しい。「学習のまとめ」をした後に,『最初の問題と類似問題を出して,学習のまとめに当てはめて考えさせる』という段階を取り入れたい。ここでは,最初の問題で,分からなかった子やつまずいた子の支援を重点的して,全ての子どもに理解させる。子供は,自分はわかったか確認(自己評価)できるし,教師は指導の仕方とその効果を確認(自己評価)する機会になる。既に,このように,学習したことを確認する構成になっている教科書もある。(K・H)
(2018年5月18日)