教育研究所
№850「ココロ・こころ・心」
新聞の書籍のPR欄を眺めるのが好きである。特に、日曜日の「書評」の虜になっている。購読する大部分は、書評や紹介、PRを手がかりにしている。
ところで、ある日のY新聞に、著名なノンフィクション作家の色紙が紹介されていた。
内容は「迷ったらココロにきけ。自分のココロは、すでに答えを知っている。」というものであった。「こころ」や「心」としないで、「ココロ」と表現したのには、どのような意図があったのかはわからない。
なるほど「そのとおりだ!」と思った。が、自分の場合は、無理だ。自問自答してなおかつ迷っているからだ。今まで、常にそうだった。これからもそうに違いない。自分のココロは、答えを奥深く潜ませておくほど、切れ者ではないからである。
振り返ってみると、迷った時、そばにいるMが、「...したら!」と背中を押してくれたことによって、答えを決めてきたことの連続であった。そういうことだから、「自分のココロに聞く」だけでなく、相談に乗ってもらえる信頼できる人、占い師ではないが運命(答え)を示唆してくれる人の言説を参考にすることがあっていいような気がする。(K・H)
(2018年6月7日)