教育研究所
№851「じじこくこく」
時々刻々の意味は、「時間がたつにつれて」「次第に」「次々と」「段々と」と、小学校高学年くらいから知っていた。
ところが、同じ年頃になった孫から、「それじゃ、ジージ、こっくりこっくりだよ!『じじこくこく』ではなく、『じじこっこく』と読むんだよ」と、得意顔で教えてもらった。後でそっと調べたら、「じじこっこく」が正しく、「じじこくこく」とも読むとあった。間違いではないが、全国学力調査の解答分類でいうところの準正答に当たるというくらいだろう。恐れ入りました。
これまで、65年余の間、読み方の試験に出会わなかったので、「じじこくこく」と信じ、これで済ましてきた。
平成31年の4月30日の翌日から新元号になる。「昭和」、「平成」、そして「〇〇」と、3つの時代を生きることになるが、「...は、...である」と思いこんでいるが、実は「......だった」ということがあるかもしれないので、可能な限り脳内のリニューアルに努めたい。(K・H)
(2018年6月8日)