教育研究所
№865「プラ容器の制限」
我が市は,月曜日がプラスチックごみ(有料),火曜日が燃えるごみ(有料),水曜日はリサイクル用紙第3水曜日だけは不燃ごみ(無料),木曜日はペットボトル・瓶・缶(無料),金曜日は火曜日に同じ,土曜日&日曜日は回収なしとなっている。
料金は,5L5円,10L10円,20L20円,40L40円である。困るのは,嵩張るプラスチックである。なんでも大げさなプラスチックの容器に入っていて,小さな袋でははいらない。そこで,ハサミで小さく刻むのが私の仕事になっている。資源の無駄遣いになっていないかと,常々疑問に思っている。
ところで,現在の海洋ゴミの85%はプラスチック類だそうである。3Rを徹底しているEU(欧州連合)でさえ,プラスチック類の回収は僅かに30%だそうである。そういえば,海に囲まれている我が国の海岸には,流れ着いた椰子の実一つならぬ,漂着したプラごみなどで一杯である。
ところで,EUでは,このことに注目し,ストロー,皿,容器などプラスチック用品の生産・販売を禁止する方向で検討しているようである。さすがである。このような前向きな持続可能な社会の実現の方向に反して,ある国の大統領のように脱退するのではなく,日本も前向きに考え,大胆に実行していきたいものである。(H・K)
(2018年6月29日)