教育研究所
№866「小食でなく孤食」
ながら族をしていたら「こしょく」という言葉が耳に入ってきた。「小食」と思い込み,ダイエットしているという事かと聞いていたが,「孤食」のことであった。ダイエットに関係あるのは,少食(しょうしょく)である。国語力が今一つである我が身を反省した。)
ところで,少子高齢化が進行し,また仕事が多忙(働き方改革法案が成立したが,一定水準以上の収入と,夕飯を家族団らんの場にすることを大事にしてほしい)で,食卓を囲んでの一家団欒に大きな変化が起きているということである。
ところで,2017年の食育白書によると,孤食の割合は15%(毎日一人で食事をしている11%,週に4~5日一人で食事をしている4.3%など)もいるそうである。
研究所のAさんの家では,両親が働き方改革がまだ進んでいない会社に勤めているので,月曜日から金曜日までは両親抜きの夕食である。でも,年齢相応に老化が進んでいるおじいさんとおばあさんが,両親の代理をして,祖父,祖母,孫B,孫Cの4人で夕食を摂っているそうである。
孫たちは,いくつになっても両親とりわけお母さんの顔を見るまでは安心できないらしく,遅くまでグダグダしている。
だから,土曜日と日曜日は,おじいさんとおばあさんは,二人きりで,背中を合わせて(おじいさんは)TVを視たり,(おばあさんは)本を読んだり,仕方がないので二人で庭の小さな菜園いじりをしているそうである。(YAYU)
(2018年7月2日)