教育研究所
№877「一方的,明日は我が身」
かつて,若い時に厳しくも優しい親身のご指導をいただいた方に,あの頃のことを懐かしく思い返し,谷中の朝顔市から心を込めて朝顔を一鉢贈った(それほど感謝しているのなら直接お届けすればよいのだが,道順が今ひとつわからず自信がない)。
夕刻,固定電話が鳴った。孫が「〇〇さんだって」と取り次いでくれた。「はい,Aでございます」「ああ,A先生,お元気ですか」「はい,おかげさまで」「どうもどうも,今日は立派な朝顔をありがとうございました。......」とそれからは一方的に3分ほど話して(まくしたて),ガチャンと電話が切れた。
自分としては,若い時のご指導のお礼と,今日があるのはKo先輩のお陰だとお礼を言いたかったのが,「なんだ!聴く耳を持たない」と一瞬思ったが,アジサイ(いや愛妻)から「お互い様でしょ!」とあしらわれててしまった。
耳が不自由になり,よく聞こえないので,とりあえず自分の言いたいことや気持ちを伝えたいということだ。それにしても,「直接話しても,耳が不自由で伝わらないのだから,電話は切れても,自分の思いを大きな声で受話器に話したら」だって。全く,も~~~!(H・K)
(2018年8月2日)