教育研究所
№897「小学校の英語の移行措置」
小学校3・4年の外国語活動(実質的には英語活動?),5・6年の外国語科(実質的には英語科?)の移行措置に苦労している先生方は少なくない。親しいある先生の話によると,文科省や教育委員会から配布された副教材を手にして,意欲はあるがどうしたらよいかよくわからないという。
そんな時,「英語教育2018年7月号」(大修館書店)で,特集「小学校英語移行期間:こんなふうに教えてみよう」を目にし,早速読んでみた。
基礎学力が乏しく,学習意欲の高くない自分にはやや堅苦しい(少し難しい)内容であったが,我慢して読んでみると,うっすらと分かったような気になって,「英語活動」や「英語科」の指導に,ぼや~っとではあるが光が見えてきた。
真逆のあなたなら本書からきっと多くのヒントが得られ,明日からの授業づくりに役立つと思います。
<にっぽん全国教室だより>の実践報告や提案,小学校教頭としてのカリキュラムマネジメント,<集まって楽しい自主研修会活動>の実施による教員の指導力の向上,文科省教科調査官直山木綿子<以降初年度の文部科学省の取組>,東京学芸大学准教授阿部始子<授業でも,家庭学習でも,大学でも活用できる「NHK基礎英語0(ゼロ」」>の紹介,昭和女子大学附属昭和小学校長<小学校英語指導のはじめの一歩:小学校英語に適した学び方>など,役立つ内容が満載であった。(思い違いかもしれないが,今回は小学校向けに編集されていたが,英語科教師を対象にしている記事が中心であるとの印象を受けた。)(H・K)
(2018年10月9日)