教育研究所
№898「Number and Figure」
これは,長岡算数教育を語る会が,日頃の研修活動の成果や会員(現在会員数約70名)の提案などを収録した会誌である。今号で第79号(2018年8月,年2回発行,一部300円)である。
大きな組織であっても,実質的に活動している人が限られている研究会,ある種の受験勉強も兼ねている研究・研修会,著名な人のご指導を承る会などは多いが,このように,純粋に算数教育に取り組むそのまじめさと継続性に頭が下がる。
私たちも,ある研究会を組織し,毎月第3土曜日の午後3時から5時まで,年間10回(4月~7月,9月~2月),毎回2人の授業実践や理論提案,情報交換を行っている。今年で30年くらい継続している。
ただし,素人的な運営と研究内容で,長岡算数教育を語る会には遠く及ばない。そこで,本誌を参考(モデル)にして,研究の内容,一貫性・継続性,提案性などを高めていきたいと思った。自主研究にしろ,校内研究にしろ,「やった」というアリバイ作りや「やっている」という自己満足であってはならないと考えるからである。その結果や成果が,「子どもの知識・技能の習得,思考力・判断力・表現力等の育成,主体的に学ぶ態度・人間性等の涵養」に役立つものにしたいからである。(H・K)
(2018年10月10日)