教育研究所
№905「早朝&夕暮れが要注意!」
歩行者と自転車,歩行者と自動車,自転車と自動車の交通事故で,死亡事故の起こる割合を,時間帯で分析したデータを見た。言い訳はしたくないが,根拠となるデータの出典は忘れてはいないが思い出せない。もしかしたら,起き掛けのボ~っとした状態でTVで聴いたのかもしれない。
それによると,早朝:昼間:夕暮れ:夜間=2:1:2:2だということである。加工すると,早朝と夕暮れ:昼間:夜間=4:1:2ということで,早朝と夕暮れの事故がいかに多いかお分かり頂けると思う。
早朝は,急いでいて注意力が散漫になっているからである。夕暮れは,薄暗くなっていて歩行者も,自転車も,自動車も「見えにくくなっている」からである。登下校の指導,交通事故の指導の際に,このデータを示して,事実に基づいた指導をすると,注意喚起に役立つかもしれない。
また,小・中学校では,算数・数学科に,新しく「データの活用」という領域ができたが,このような生きたデータを教材にしたらいかがでしょうか。 (H・K)
(2018年10月19日)