教育研究所
№907「子供の荷物の重さ」
中学生の孫のかばんは,後期高齢者の自分には重すぎて3分が限界である。小学生の孫のランドセルも重くてこんなものをもって外出する気にならない。文部科学省が,平成30年9月6日「児童生徒の携行品に係わる配慮について」を通知した。子供の健康に影響することから当然のことである。
ところで,子どもの毎日に向き合っている教職員はこのことに気づかなかったのだろうか。学校の話題にならなかったのだろうか。教職員にも我が子がいるであろうに。
また,市町村教育委員会レベルで議論にならなかったのだろうか。教育長や教育委員にも孫がいるのではないだろうか。
このことに限らないが,子供の貧困,子供のいじめなどなど子供の様々を,子供目線で見つめてほしいものである。
そうしたら,「今後はこのようなことが起こらないようにしたい」と,60秒頭を下げ続けるセレモニーが激減するに違いない。(H・K)
(2018年10月23日)