教育研究所
№923「暇つぶし...」
後期高齢者になると,年金はヘルシー,介護保険料は取られるし,その穴埋めに原稿料を稼ごうとすると売れない本は出せないと断られるし,それでこんな他愛のないことを考えることになる。
〇今朝の新聞の漫画で,古新聞を束ねて集積所に運んでいる場面を取り上げていた。時代がずれている? 昔ならいざ知らず,今,私の住んでいるところは,指定日に束ねて玄関先に出しておくとトイレットペーパーと交換してくれる。
〇新聞の読者欄に中学生が「サンマを食べたいが,小骨をとるのが苦手なので食べない」と,投稿していた。また,「マンションでサンマを焼いたら,煙と臭いに苦情が出て,管理人から「禁止」を言い渡された。あ~焼いて食べたい!」という主婦の投稿があった。やれやれ......。
〇「累」の読み方を孫から聞かれた。「辞書で,自分で調べろ」と言ったら,「読み方が分からなければ引けない」と反撃された。漢字辞典で「へん」か「総画数」で調べることを教えた。野球の2塁,3塁の漢字に似ているから「るい」で調べたら分かるかも知れないとヒントを与えた。念のため確認したら「累計」「世襲」「積み重ねる」など,「かさねる」で「累」&「襲」&「重」などいろいろあるもんだ(もちろん,知っていたよ!)。
〇あるサスペンスドラマを毎週見ている。先日の放映で,遺体を犯人が竹林に埋めるシーンがあった。これは嘘だとすぐ分かった。子供のころ,孟宗竹の林のある家に住んでいたが,竹の根が絡んでいてそこを掘り起こすことなんて,屈強の男でもできないと知っていたからだ。場面を観察すると,これは土木機械で掘り起こしたものであることは一目瞭然。こんなことばかり観察しているから,犯人が誰だか最後まで見ないとわからないのだ...。(H・K)
(2018年11月26日)