教育研究所
№930「本当かな・・・?」
児童生徒の学習評価に関するWGの「指導(目標を達成するために必要な内容を計画的に効果的に指導すること)」と「評価(指導したことの成果の確認と改善)」は学校教育の根幹であると,いう捉え方はその通りで異論はない。
でも,要約「学期末・学年末の事後評価が中心で,児童生徒の学習改善につながっていない。★少なくとも小学校では,単元ごとに評価し,フィードバックしている学校・教師の方が多い」「関心・意欲・態度の評価が,挙手の回数やノートの書き方など性格や行動面の傾向が一時的に表れた場面を捉えるものとの誤解が払拭できない。★文科省の通知を参考にしている学校・教師にはこのようなことをしていることは無い」「〇教師が評価のための記録に労力がさかれて,指導に注力できない。★評価の記録に時間をかけて,肝心の授業をおろそかにしている教師に出会ったことがない。授業は一生懸命なのに,評価について無頓着ならある」「〇労力をかけて記述した指導要録が十分活用されていない。★これはあるかもしれないが,新しく担任した子供については,4月初めに目を通して学級経営や学習指導の参考にしている。」「評価の方法や評価基準・判断基準が学校や教師で異なるのに,入試などにおいて,中学校の評定を重視した選抜が行われている★ぜひ,これをだれもが納得できるように改善していただきたい。内申書をなしに一発勝負の入試にしたら弊害はないのか...?」と指摘されていると,問題提起をしていることの全てを「そのと~~り!」ということには・・・。
これらに対して,★のような感想を持ったが,〇などがきっかけとなって,指導要録が簡素化されるのだろうか。 (H&M)
(2018年12月10日)