教育研究所
№941「タンポポとライオン」
タンポポは,蒲公英とも書き,キク科タンポポ族(Taraxacum)の多年草(多年生)の総称で,鼓草(つづみぐさ)ともいうそうだ。
普通は春(3~4月頃)に黄色(白色もある)の花を咲かせ,大好きである。陽当たりが良いと春以外にも咲き,それもまた可憐で大好きである。
タンポポの花は,昼間は天に向かって思い切り開いているが,夜はつぼんで眠ってしまいます。黒い袋をかけると,昼間でも眠り確かめることができる。
ところで,タンポポは,英語でダンデライオン(Dandelion)というそうです。「なるほど,タンポポの花は舌状花ばかりでできている頭状花なので,雄ライオンのたてがみを立てた顔にそっくりだ!」と納得してしまった。
でも,それは早「ガッテン」だった。実は,ダンデライオンというのは,「ライオンの歯」という意味だそうである。何が「ライオンの歯」なのかというと,タンポポの葉のふちがライオンの歯のようにギザギザしているからだそうだ。そう言われればそう見えないでもない。
種明かしをすれば,小学校時代(昭和27年=1952年)に読んだ,牧書店から出た中村浩著「植物のなぞ」を思い出しただけのことである。(本当は本箱の中から茶色く変色したこの本が出てきたのだ)(H&M)
(2019年2月6日)