教育研究所
№942「遊ぼう!写真はことば」
久しぶりで,家族が炬燵を囲んで楽しいおしゃべりの時間を持った。片づけで棚の奥から出てきた古ぼけたアルバムを囲んで,思い出話に花が咲いた。
爺婆の若い頃,父親と母親の子供の頃,孫の赤ちゃんの頃と,懐かしい姿に腹を抱えて大笑いをした。それにしても,お互いがなんと似ていることかと驚いてしまった。
そんなこともあって,「遊ぼう!写真はことば」という64ページの絵本を見て,紙ベースにプリントアウトされている「写真」のすばらしさを認識した次第である。
この絵本のサブタイトルは「ことばで育み,ことばで考える。新しい方法にチャレンジ!」で,写真の楽しみ方を具体的に示し,感動体験を通して理解させてくれる。
第1章「写真のことば(ピントはどこに,写真の明るさ,写真のふしぎ,写真の組み合わせ,ウソかもしれないと,写真がどのような言葉を発してくれるかを2枚の写真の比較で解説)」,第2章「おしゃべりな写真(何を見ているのかな,何をしているの,何を話しているのかななど9つの表現の仕方を例示している)」,第4章「じっくり見てみよう(どんな物語がはじまるの,じっとみつめて,私のアルバムなどよく見るといろいろなことが伝わってくる)」,第4章「写真のうつり変わり(写真のはじまり,静から動へ,報道写真,
記録からアートへ,白黒からカラーに,フィルムからデジタルへなど,写真の歴史を体験することができる)」,第5章「写真をもっと楽しめる(いまを撮ろう,プリントは大切,アルバムをつくろうなど6つのポイント)」と,納得してしまった。 (本書は,平成29年5月に一般社団法人カメラ映像機器工業会が発行したものである)
(H&M)
(2019年2月8日)