教育研究所
№964「この漢字,読める?」
植物の名前は,ほとんどカタカナや平仮名なので,本物を知らなければ名前からどんな植物か推測するのは難しいです。「じゃ~,漢字で書いてあれば推測できるの?」と居直られると,また困ります。漢字で書かれると,読むのがまた難しいものが沢山あります。
いくつか例を挙げてみます。これが読めますか? 超難問ですが( )の中に読み方を書いてみてください。1つ10点で100点満点としましょう。40点で大合格です!
「無花果」( ), 「公孫樹」( ), 「独活」( ),
「百日紅」( ), 「菖蒲」( ), 「蒲公英」( ),
「鬼灯」( ), 「和布」( ), 「槿」( ),
「実芭蕉」( )。
読み方が分かり,どのような植物か分かると,「なるほど......」とうなずける漢字の組み合わせになっていることが分かります。植物学者に限りらず昔の人は,日本的な感性を大事にしていたことが分かるような気がします。興味・関心のある方は,図鑑(ネット検索が便利)で,どのような植物か確かめてみることをお勧めします。
答えは順に,(イチジク),(イチョウ)銀杏とも書く,(ウド),(サルスベリ),(ショウブ),(タンポポ),(ホウズキ)酸奬とも書く,(ワカメ)若芽,稚海藻とも書く,(ムクゲ)木槿とも書く,(バナナ)甘蕉とも書く。全部読めたら変人(失礼!スミマセン)です。(H&M)
(2019年4月2日)