教育研究所
№968「入学式の校長先生の言葉」
H&Mさんの家では,今度の入学式は大変だ。入学式が3つも重なるからだ。A君の中学校入学式にはお父さん,B君の高校入学式にはお母さん,C君の大学入学式にはおばあちゃんが出席することになりました。「おじいさんは?」ですか,ご心配なく,留守番をする重大な役割がありますから。
ところで,入学式の校長先生の「祝辞」には,新入生本人はもちろんですが,両親及び祖父母が大きな関心を持っています。スマホで映像及び録音をして記念にしようとすることが多いようです。(個人情報保護ということで,撮影と録音を禁止する学校もあります)。
小学校1年生は無理にしても,中学生,高校生,大学生なら,本人が感動的な「祝辞」を記憶し,人生の糧としていることも少なくないようです。
そこで,校長先生方は,「祝辞」の内容と話し方に心を砕くそうです。どうぞ,いい言葉を新入生に贈ってください。2校7年の校長経験のあるDさんは,内容と話し方に加え,「3分以内」を心掛けたそうです。
「1に内容」,「2に話し方(易しい表現)」,「3分以内」を心掛け,そこそこの祝辞ができ,数年後の同窓会で,お世辞が入っているに違いないが,「あの入学式の話は,...」と,話題になることがあったそうです。
余談ですが,「PRINCIPAL月刊プリンシパル2019年4月号(学事出版)」で,特集「夢がふくらむ入学式~子どもに慶びを贈る「校長式辞」の作り方~」及び例話を組んでいます。クリティカルリーディング(反面教師読み)をすると,自分流の式辞づくりのヒントに役立ちそうです。 (H&M)
(2019年4月8日)