教育研究所
№977「新しい元号!!」
小渕元幹事長が「平成」を公表したとき,有楽町駅近くにあった旧都庁第2庁舎6Fの初等教育指導課で,数人の指導主事とTVで視聴していました(当時は土曜日も平常出勤でした)。平成元年は,臨時教育審議会,新学習指導要領の公示,個性教育,生活科の新設,道徳教育の全体計画,自分にとっても4月1日付で東京都立教育研究所に異動などなど,文字通り大転換の年となりました。
先日,平成31年3月31日午前9時20分頃,不遜なことと承知しながら,新元号を「和平,紅白,安久,恒久,宝来,希望,未来,久和,礼和,永和,幸運,永安」と予想してみました。ただし,日本の開発したロケットが宇宙を探索している時代なので,中国や日本の古典から引用するという条件は全く考慮しませんでした(本当の所は,そのような教養が全然なかったからです)。
さて,4月1日午前11時42分,NHKテレビで,新元号が「令和」となったことを知りました。日本の古典「万葉集」の梅の花32首の序文「初春令月,気淑風和,梅披鏡前之粉,蘭薫珮後之香」から引いたもので「令(よい,めでたい,美しい)」と「和(温かい,優しい,争いがない,)」を合わせたもので「美しい心を寄せ合って文化を育み,平和な日本を,世界を創っていきましょう」という願いが込めれているそうです。「なるほど!」「その通り!」「さすが,英知を集めた元号だ!」と,感じ入ってしまいました。そして,そういう時代になってほしいと切望する次第であります。
いつの頃からか,「明治は遠くなりにけり」と言われ出しましたが,これからは「昭和は遠くなりにけり」ということになるのでしょうか。
孫の一人は,その日が大学の入学式でした。「令和時代」に生き,「令和時代を創造」していく世代です。「世界中の全ての人が,明るく,元気に,前向きに生きていける平和な時代」になるように,期待している次第であります。余計なことですが,入学式に挨拶した教授のお名前が「令和」でありました。(H&M)
(2019年4月24日)